人は何かに偏る。
問題は偏りではなく、両極のあいだの関係が失われることだ。
これは自分の思索の目次のようなものである。花も実もまだつけていないが、大事な幹として、ここに置いておく。
この思想は13の次元で構成される。各次元に近い極と遠い極があり、中がその橋になる。あなたがどの次元のどこに感度を持つか——それがこの診断の問いだ。
多元中合と呼んでいるものは、特別に新しい発想ではない。対立するもののあいだに関係が生まれ、そこに運動が生じるという構造は、弁証法や陰陽をはじめ、古くから繰り返し語られてきた。現代においても、トレードオフや両利きの経営といった概念に、その痕跡を見ることができる。
ここで扱う軸は、分断されやすく、だからこそ統合する価値のある次元である。それぞれに対立しやすい両極があり、人はしばしばどちらか一方に偏る。問題になるのは偏り自体ではなく、両極のあいだの関係が失われることだ。
バランスが配分の問題であるのに対し、中合は両極のあいだに往還を成立させる構造を指す。中間を取ることでも、均等に配分することでもない。両極の緊張を保ったまま、そこから新しい状態を生み出すことである。
人や組織の結果を分けているものは、能力そのものよりも、どのような世界観や前提のもとで判断しているかであることが多い。同じ能力を持っていても、選ぶ行動も、築く関係も、大きく異なる。その差はスキルではなく、見ている次元にある。
この試みは、それらの次元を列挙し、自分の現在地と可能性を相対化するための道具として位置付けている。完成された体系ではなく、問いの地図である。
これは日本の話であると同時に、あなたの中にもある構造です。
各軸で日本社会の偏りを見る。明るいセルほど強く偏っている。そしてその偏りは、社会の分断をどこかで生んでいる。
注記 この診断は、Hofstedeの文化次元調査・Gallupのエンゲージメント調査・Edelman Trust Barometer・World Values Surveyなど複数の国際調査を参照した見立てをもとに構成しています。各国の傾向を一般化したものであり、個人差・地域差・時代変化を捨象しています。討議・思考の出発点としてお使いください。
各軸には近い極と遠い極がある。どちらかに閉じると、往還が失われる。複数選んでかまわない。全部選んでもいい。
両極が光ると橋(中)を選べる。三つが揃うとき、往還が生まれている。